4月9日、食物栄養学科の卒業生5名のOGの皆様をお招きし、ガイダンスを開催しました。
今回は、給食委託会社として「日清医療食品」、「東洋食品」、「中温」、そして直営施設として「番町幼稚園」、「松山市民病院」からOGの皆さまがお越しくださいました。

【就活の進め方】
自分が本当にやりたいことは何かを考えつつ、自分に合った職場を見つけるために、説明会や見学会に積極的に参加し、情報収集をされていたそうです。就職後、管理栄養士を目指そうと考えている場合は、実務経験として認められるかどうかが重要なポイントとなるため、必ず確認して職場を選ばれたとのことでした。
また、友人や先生方、キャリア支援課にも相談し、アドバイスをもらっていたそうです。
そして、就職試験では必ず面接試験があるため、緊張しやすいタイプであればキャリア支援課での個別面接練習や面接対策講座を利用し、しっかりと練習しておくのがおススメだそうです。
さらに、直営の県内求人は少ないため、もし行きたいところが見つかれば求人票がまだ届いていなくても、ぜひ連絡をしてみてください。求人を出していただける可能性もありますので、諦めないことが大切!とお話されました。

【学生時代にやっておくといいこと】
学生時代に頑張ったこと、やっておけば良かったことについては、日頃からなるべく調理をしておくことだそうです。
栄養士の試験では野菜や果物のカットの試験や料理をすることがあります。そして、就職後は調理だけでなく献立も考えることになります。献立は、過去のメニューも参考しますが、新しいレシピも考えて提案することもあるため、できるだけ学生時代に色々な調理をしておくと、レシピの発想に役立つそうです。

【質問タイム】
「辞めたいと思った時どうされていましたか」や「献立を考えるのは大変だと思いますが、レパートリーをどう増やしていらっしゃるのですか」など、在学生からの質問にもお答えいただきました。
辞めたいと思った時には、大学時代の友人と話したり、卒業後も繋がっている先生に相談したりして、気持ちをリフレッシュされていたとのことでした。卒業後も先生方とやり取りができるというのは大変心強いですね。
献立を考える場合は、過去の献立を参考に季節やテーマを決めて作ったり、アレルギー対応に気をつけたりしているとのことでした。
【最後に…】
OGの皆様は、それぞれの場所でやりがいを見つけ、いきいきと活躍されている様子でした。その姿からは、就職活動の中で自分自身のやりたいことや目指す方向をじっくりと考え、納得のいく進路を選んだ結果であることがうかがえました。
先輩方の実体験に基づくお話とあって、学生の皆さんも興味津々で耳を傾けていました。このようなOGガイダンスでは、一般的な会社説明会では得られない、貴重な情報を聞くことができます。
キャリア支援課では、OGの皆様から直接お話を伺える機会を今後も積極的に設けてまいります。ぜひこのチャンスを活かし、情報収集や今後の進路選択に役立てていきましょう!